粘弾性ダンパー

粘弾性ダンパー

金属複合ダンパーは、エネルギーを消散させるだけでなく、特定のリセット機能を持つことができる粘弾性材料を利用して、鉛弾弾性ダンパー、鉛ダンパー、粘弾性ダンパーの機能を有機的に組み合わせます。金属複合ダンパーは強力なエネルギー散逸能力を持ち、損失係数は60％- 70％に達します。そのヒステリシス曲線には完全な面積があり、リセット能力を備えており、安定して機能し、安全で信頼性が高く、交換する必要はありません。金属複合ダンパーは、主にリードコアと粘弾性材料で構成されています。鉛がせん断または押し出しの収量によって引き起こされる塑性変形を受けた後、粘弾性材料のせん断ヒステリシスの変形を通してエネルギーを消散させます。

主に、粘弾性材料のヒステリックエネルギー散逸特性に依存して、構造の減衰を増加させ、構造の動的な応答を減らします。それは単純な構造を持ち、経済的で実用的です。一般に、構造の形を変更することはなく、コントロール力を提供するために外部エネルギー入力を必要としません。比較的小さな振動条件下でもエネルギーを消散させることができ、構造の地震および風による振動制御の両方に同時に使用できます。

一般に、対角線装具、ヘリンボーンサポート、ビームカラムジョイント、トラスの底部または隣接する建物の間に、相対的な変形が発生する可能性のある位置に設置されています。構造床間で変位が発生すると、粘弾性ダンパーはせん断ヒステリック変形を生成し、入力振動エネルギーを消散させ、構造の振動応答を減らします。